当組合は山林苗木を造林地へ配達に行くこともあり、その際に森林組合や造林事業体から野うさぎの被害が年々増加傾向にあり対応に苦慮していることをよく耳にしました。
植栽工事での経験から新しく材料を開発するのではなく、その分野の資材を使うことで何か対策が出来ないかと考え、着目したのがスギテープです。
スギテープは一般的に支柱と植栽木の緩衝材として使用されています。材料はパームヤシ皮を樹脂で成型したもので、街路樹等に実績があり、樹木自体の成長も阻害しません。
これを加工し適当な長さに切断、両面を合わせ幼木に挟むことで幼木の幹部分を保護し、野うさぎからの切断や剥皮を防ぐことができます。樹種もスギ・ヒノキだけでなく多くの樹種にも対応でき、幼木の成長にも問題はありません。
まだ実績が少なく、この先経過を見ていかなければなりませんが、この幼木保護具が再造林地にお役に立てることを願っております。
FEATURES
野うさぎの歯で切断の被害に…
野うさぎの歯が届かない位置の高さまで挟んで食害防止
METHOD
幼木の横にポール(竹)を立てる
幼木を根本からくわれんにゃーで挟む
※上部は15cm程出す
枝が横から出ないように留める
※推奨留め具…足長9.5mmホッチキス
幼木保護具「くわれんにゃー」に興味がございましたら、
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